時代の変化の中で、生きる意味や働く意味、組織のあり方について「太古の知恵の森」で考えることの意味

時代が大きく変化しています。働き方も生き方も、組織のあり方や経営の判断の仕方も大きく変わり、今までの働き方・生き方・組織のあり方が通用しないことが明らかになってきています。

 

これに対して様々な新しい考え方が登場してきています。流行っている新しいとして、ティール・ライフシフト・グレートリセット・インテグラル・マインドフルネス・ラーニングオーガニゼーションなどが、ごく一例として挙げられます。こういう見方に共通している点として「何かしらの形で、近代以前の知恵―太古の人間が持っていた自然な知恵や感性を重視したり参考にしている」ということが言えるのです。つまりこれらは新しいことが特徴なのではなく、太古の感性や知恵を現代に活かせるように工夫したり、分かりやすくしたのだということが特徴なのだと言えます。

           

 

近代以前の知恵、太古にまで遡る知恵の中心にあるものとは、宗教学者のミルチア・エリアーデによると「原初の時や時間・聖なるものへの感性」だと言われます。こうした知恵は我々の日本文化においても、全人類の視野でも共通して見られるものです。

 

そして、古代から近代以前においては「原初の時や時間・聖なるものへの感性」との繋がりが今よりも強かったために精神的な安定が図れていたものが、時代を経て社会の構造や技術が複雑化する中で失われ、個人の不安感が増していったのだということです。

  

 

「原初の時や時間・聖なるものへの感性」これは我々にもともと備わっている知恵だと思いますが、成長や効率化に突き進む時代の中では見過ごされやすい感性だと思います。しかし、様々な物事が変化し、近代以後に支配的だった価値観が見直される時代になってきたからこそ、この感性、太古の知恵こそが今求められているものだと考えます。

 

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投稿者プロフィール

松井勇策 Matsui Yusaku
松井勇策 Matsui Yusaku
公認心理師・社労士・組織文化&心理研究者

深層心理学・文化人類学・宗教学などで明らかになる「太古の知恵」を実践的に、経営やキャリア構築に繋げる研究と発信をしています。
変化を増す社会が、人間本来の感性を大切にするものであって欲しい。

「易」の研究を30年以上行っていてライフワークにしています。

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フォレストコンサルティング労務法務デザイン事務所 代表
㈱リクルート 経営管理部リーダーを経て独立、東京都社会保険労務士会役員、産業ソーシャルワーカー協会 所属専門家等。WEBエンジニア・メディアデザイナーでもある。
名古屋大学法学部卒業、武蔵野大学大学院 人間学部にて心理学・宗教学等を研究中